かなりお気に入り曲

先日から遊んでいる『CLOCK ZERO』。
このゲームの夢の中のフィールド(？)のBGMがすごく落ち着きます。
世界の雰囲気は決して落ち着けるモノではないのですが、悲しげで、切ない曲。
公式ページの「サウンド」→「BGM.02 真実への鍵」で視聴可能です。
OPもオススメです。
「BGM.04 もうきっと、ずっとさよなら」もいいですね。
どこで流れてたか忘れましたが涙腺にくる。

で、トラEND見ました。ふたつほど。
とりあえず相変わらずのクソ長さなのでひとつだけ。

主人公のいた世界と夢の世界。
どこか共通点を見出していた主人公の思っていた通り、ここは主人公たちがいた世界と似た世界。
パラレルワールドみたいなもん(と勝手に解釈。終夜曰く、「キング」が関わった未来)。
そして現代(2010年)の10年後、2020年。
主人公は課題を受けた翌年、2011年に事故にあっていました。
それからずっと植物状態で目を覚まさない。
(なんだかどこかの担任の先生から聞いた話に似ていますね！)
どういうワケか、政府に保管されていた主人公の肉体。

トラ、終夜が所属するレジスタンス団体「有心会」(理一郎も一応出るが、彼は単独行動をしている)は、
主人公の肉体が政府の弱点とにらみ、
神賀先生が用意した[特別課題]を受けた世界の主人公の意識を、崩壊未来世界の主人公の意識に転送してしまう。
主人公は有心会の[人質]となる。
そこで出会ったトラや終夜は、主人公が一緒に[特別課題]を受けたふたりではない。
そのため、ふたりは主人公のことをほぼまったく知らない。

主人公は、一緒に帰ったり遊びに行ったりした小学生のトラを有心会のトラに何度も重ねてしまう。
ついに、「あなたはトラじゃない！」と言ってしまう主人公。
さてこの後は… …さすがにちょっと書き起こすのも恥ずかしくなりかねないイベントなので割愛。

しかしなんだかんだで、小学生のころのトラを重ねつつも有心会のトラと惹かれあう主人公。
数日後、政府から有心会へ「人質を出す代わりに、西園寺しぐれ(有心会のリーダー、トラの母)を返そう」と連絡が。
しぐれは、有心会設立後、少ししてから政府に捕らわれてしまった。
トラの父であり有心会の『長』である芳宗は、子供よりも妻であるしぐれを愛していた。
(そのため、小さいころのトラと兄弟は祖父のところへ預けられたこともあった)
ためらいもなく主人公を政府へ渡す長。ただし、それはトラには秘密にされていた。
政府に連れて行かれる主人公。そこへ、爆発音が響く。
トラが、主人公を助けに来た。

現在不在の理一郎の隠れ家を借りて休むふたり。
なんだかんだ、かなり良い感じ。

そして二人は有心会へ帰ることへ。

人目を盗んで主人公が軟禁されていた部屋へきたふたり。そこにいたのは芳宗だった。
当然、主人公を勝手に奪還したトラを憎悪の目でにらむ芳宗。

「お前も、相当その女に惚れてるんだな。
だが、アンタが好きなのはこの寅之助じゃなくて、『友達だった寅之助』なんじゃないのか？」

その問いに対する主人公の答えでエンディング分岐。
今、目の前にいるトラが好きなのか、どちらかわからない、か。


[BAD END]ふたりのトラ(超ヤンデレ)
芳宗の問いに、「わからない」と答える主人公。
それを聞いてニヤリと笑う芳宗。それを見た瞬間、主人公は芳宗に殴られ気絶する。

しばらくして、トラの部屋で目を覚ます主人公。
後ろから、トラが優しく抱きしめてくる。
「なあ、お嬢…アンタが必要なのは、この『オレ』だよな…？」
肯定する主人公。トラの顔に手を回すと、……なんだか鉄のようなにおいがする。
「それなら、オレ以外の『寅之助』はいらないよな………？」

目の前に、見覚えがある黒い布。
小学生だったトラがつけていた、あの眼帯。

【大人】のトラは、主人公が好きになっていたかもしれなかった【子供】のトラを、手に持っていたナイフで――。

【子供】のトラとの思い出が、主人公の脳裏に蘇る。
「お嬢様は、ケンカなんてロクでもねーことに足つっこんでないで、家で勉強でもしてろよ！」
「オレがお前の常識、壊してやるよ。その方が、いいカオ見られそうだしな。」
ちょっと怖かったけど、優しかったトラ。それは、こちらのトラも同じだったのですが…。